よみがえった古民家「ベンクス・ハウス」を巡る旅

古くからの友人たちと年末に新潟県は十日町を訪ねました。

友人の一人の、その姪御さんとの縁を頼りに、ドイツ人の建築家、カール・ベンクスさんの古民家再生プロジェクトの拠点であるベンクス・ハウスを訪問するのが目的でした。

ベンクス・ハウス

カールさんの年内の仕事はすでに終わっていたのでしたが、この日はわたしたちのためにオフィスを開放してくださり、カールさん自ら案内をしていただくことができました。

カール・ベンクスの案内

カールさんがこの十日町を選んで古民家再生に取り組んだ経緯とその四半世紀の歴史を語ればきりがありませんが、まずは生み出された作品をご覧に入れれば良いのではないかと思います。

古民家内の様子

古民家内のデザイン

ベンクス・ハウスは築百年を越えようとしていた旅館を再生させたもの。

廃業を覚悟していた古い旅館が、建築デザイン事務所と、さらにはレストランとして生まれ変わったその過程はとても感動的なものでした。

古民家内のレストラン

古民家内のレストラン

そのレストラン開業に、古い友人の姪御さんが関わっていたことから、今回のご縁が生まれた次第です。

日本の古民家の持つ美しさと強靱さに、ドイツの建築資材の魅力を巧みに取り入れて構成された空間には、ただただ感嘆するしか有りませんでした。

古民家の天井

一年の締めくくりに、とても素晴らしい出会いをさせていただいたと思います。