シトラスリボンプロジェクト

シトラスリボンプロジェクト

東日本大震災発災の時は、何百年先の記憶に刻まれるほどの歴史的な時間を生きているという、とても重い実感を抱いた毎日を送っていたものでしたが、それからまだ10年もたたないうちに、われわれはまた新しい歴史的な災厄に見舞われることになりました。

新型コロナウイルスの脅威の本質はもちろん、それが人々の生命を脅かすことにありますが、しかしそれよりさらに恐ろしいのはウイルスが人々の心にまで感染するという事かもしれません。

本来であればいたわり支えるべき感染者だけでなく、医療従事者の皆さんや感染が発生した福祉施設や学校などに対する差別や偏見の報に接するたび、ウイルスがわれわれから奪い取りつつあるものの大きさに愕然とします。

シトラスリボンプロジェクトはそんな状況を憂えた愛媛県の有志が発案したと聞いています。

リボンの3つの輪は

「地域・家庭・職場(学校)」

を表し、この3つの日常の場を結んでお互いがお互いをいたわり、支え、認め合うことをめざします。

 

「ただいま」「おかえり」と言いあえるひとの輪を…

 

東日本大震災によってわれわれは地域や家族の絆の大切さを思い知りました。多くの犠牲の上に学んだものを、たかだか10年足らずで失うわけにはいきません。

われわれが今ふたたび学びの場に居るのであれば、今度の絆の幅は、世界中にまで拡げなくてはならないでしょう。

新たな年2021年がそのスタートの年となることを心から祈ってやみません。

ガーデン工房 結 -YUI- はシトラスリボンプロジェクトに賛同いたします。